2014年 Langa Roero DOCG ワイン

ご無沙汰しております。長くピエモンテ情報が途切れていましたが、また少しずつ再開していこうと思います。


ではさっそく。

2014年のロエロアルネイスDOCGのボトリングをはじめたワイナリーも出てきているようです。

この年は本当に天候に振り回され、畑仕事が大変な年でした。天気予報があたらない!!温かくなったとおもったら寒くなり、晴れたとおもったら数時間後に雨。収穫時も最後の最後まで天候に降り舞わせれる非常に難しい年でした。

霧の立ちこめる日が続き、湿気が多い夏でした。
霧の立ちこめる日が続き、湿気が多い夏でした。


例年に比べると暖冬というわれる冬を越え、積雪がないまま春の訪れを迎えました。3月後半からお天気続きで、開花が昨年より、10日ほど早く、収穫も早くなるだろうと予想されていたのですが、開花後6月ぐらいからどうも雲行きがあやしい。雨、雨、雨、雨、時々晴れ。ピエモンテだけてなく各地で、異常なくらいの雨が降っていました。毎日ニュースでは土砂崩れ、洪水が報道され、気温も上がりきらず、各地で「今年は収穫すらままならないかも。。。」といった不安の言葉。


しかし、諦めるわけにはいきません。ワイナリーって農家なんです!諦めたら生活できないんです!!こういうときの彼らのブドウの樹を信じる力ってすごいと感じさせられます。


湿気が多いため、カビや病気との闘い。丁寧に葉を省き、カビ害がある所はすぐに排除。通常だと2回ほどのグリーンハーベストを今年は、時間がある限り、コントロールの為に行っていました。わずかな太陽の光と乾いた風を実に当ててあげるために大変な畑仕事だったようです。こうして収穫時を迎え、昨年より、10日ほど遅れて11月初旬に収穫が全て終了したようです。


大きな見解はこのようにでていますが、このランゲ ロエロ地区、各地によってワインの評価は全く違うんです。(詳細は下記に)


2014年を良くない年なんて絶対に思わないでくださいね。いまやっと熟成樽に入ったばっかりのネッビオーロたち、今後どんな変化をみせてくれるか楽しみですよ。



バローロ地区

村や区画によって大きく差がでました。モンフォルテ村やセッラルンガ村、バローロ村の一部では雹害にあい、ブドウの収穫すら出来ないという畑もでました。

水はけのいい砂質土壌の区画では収穫量は少ないもののいいブドウができたという報告もききましたが、粘土質の土壌では、皮が柔らかいネッビオーロになったのとこと。


バルバレスコ地区

2014年バルバレスコには天気の神様が微笑んだようです。バローロ地区の降水量の3分の1しか雨が降らず、ブドウの実はゆっくり熟していったようです。皮に厚みがあり、適度な糖度を持った果汁と、熟した種。収穫した実を見てもうっとりしてしまうぐらい綺麗な実がなっていました。

ロエロ地区

バローロ地区同様、降水量が多く、畑の手入れに苦労させられました。収穫量は少ないものの、驚くほど美味しいブドウができました。アルネイスに関しては果実の酸味、糖度、香り、非常にバランスが取れているそうで、ある生産者は「サプラズの年、駄目かと思ったけど多いに期待が出来る!」と自信満々でした。


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